のぼり旗を使って宣伝をしようと思ったら、旗だけではなく
それを取り付けるためのポールも必要になります。
そして、ポールと旗をつなぐために旗のフチに付いているのが
「チチ」と呼ばれている、輪になった布地です。
昔はのぼり旗は乳付きの旗と呼ばれており、
源平合戦などで使われていたことがわかっています。
現在の街中などでよく見かける旗では、チチは白色をしていることが多いのではないでしょうか。
しかし、チチには黒色の布でできた「クロチチ」というタイプもあります。
クロチチの良い点は、一般的な白色のチチを使うのとは違って
見かけた人にスタイリッシュな印象を抱かせる所です。
チチはよく選ばれる旗のサイズでは上側に3個、左または右側に5個付けるのが一般的です。
この位の数を付けることでポールにしっかりと留まることが期待できますが、
多く付いているので目立つ部分でもあります。
そこで、全体的に黒っぽいなど旗の色やデザインによっては、
クロチチを使う方がデザインの良さを活かすことができ、
見た人に良い印象を与えることが期待できます。
ほんの少しの工夫でも、ぱっと見た時の印象は意外と大きく変わったりするものです。
特にのぼり旗という瞬時に働きかけるツールである以上、
こういった部分の差が働きかけてくれるのです。
のぼり旗は市販されている物を買って使う以外にも、オリジナルで製作することもできます。
例えば、飲食店などを経営している場合、お店の名前や名物メニューなどを
オリジナルデザインでのぼり旗に仕立てて店の周辺などに立てておけば、
通りがかった人たちにお店の存在を強く印象づけることができて
集客につなげられると考えられます。
ところで、お店や商品の宣伝をのぼり旗を使ってしようと思った時には、
イメージを大切にしたオリジナルデザインを作ることが大切です。
例えば、シックな雰囲気の居酒屋や男気の感じられるラーメン店などを宣伝したいなら、
黒系デザインが向いていると言えるでしょう。
一例としては、旗の地の色を黒にして、白や赤などで店の名前や
おすすめメニューなどを描けば高級感やスタイリッシュさを伝えられると考えられます。
そして、旗の全体的な色を黒にする時におすすめなのは、チチ部分も黒色にすることです。
チチの部分は意外と目立つので、黒系デザインの高級感を活かすためには
クロチチを使った方が良いと言えます。
オリジナルで旗の製作ができる会社の中には、黒色のチチを選べる所もあるため、
そういった会社に製作を頼んでお洒落なデザインの旗を作ってみてはいかがでしょうか。