集客効果を最大にするため、のぼり旗の文言や柄はぜひオーダーメイドでお願いしたいもの。
その中で業者の見積もりや納品に時間がかかる、繁忙期は存在するのでしょうか?
のぼり旗のニーズが最も増すのは、多くの人が新生活や新年度をスタートさせる4月。
就職に引っ越しなどで、物がよく動く時期です。
お店や企業も商品を売るチャンスのため、販促活動に力を入れます。
お店の場所を知らせたり、商品情報を宣伝するのに使われるのが桃太郎旗です。
固定された棒に印刷した布地を結びつけることで、遠くから来る人にも様々な情報を伝えることができます。
なぜ桃太郎旗という名前がついているのかは、昔ばなしで知られる桃太郎が
同様のデザインののぼりを付けて鬼ヶ島へ鬼退治に出かけたことから来ています。
この昔ばなしが広まったのは、室町時代から戦国時代にかけてです。
その中で登場した旗に宣伝効果があることがわかり、次第に江戸時代以降に全国に広まったと考えられています。
のぼり旗という呼び方もありますが、どちらもほぼ同じものを指すと考えてよいでしょう。
ただし言い方に関しては諸説あり、棒に生地を結びつける際に下から上へと
のぼるように押し上げていく様子から名付けられたとされています。
全国的にはのぼり旗という呼び方を使うショップの方が多く、桃太郎という言い方は
他のお店との違いを出すために用いられていることが多いようです。
宣伝に活躍するのぼり旗も、そのタイミングでリニューアルされるケースが多くあります。
4月を迎える前に納品を済ませておきたい店がほとんどのため、注文は3月に集中し繁忙期となります。
また業者が長期の休みを迎えるお盆前や、年末なども忙しいシーズンです。
休み前に仕事をひと段落させたいという考えから、先に入った注文から集中的に対応する傾向があります。
基本的にすぐに製作できるものではありますが、何にしても余裕を持って
行動を取ることは大切です。特に新店舗を開店するタイミングとなると、その準備に追われて
のぼり旗の注文を忘れてしまったということにもなりかねません。
既製品のぼりを通販で注文すれば最短で届けてもらうこともできるかもしれませんが、
デザインにこだわりたいなどといった場合は間に合わない可能性も高くなります。
タイミングが悪いと見積もり などの動き出しが休み明けになってしまうため、
遅れて商機を逃さないよう注意しましょう。
のぼり旗も鮮度が大切。納期で悩まないため早めに注文をしておきたいものです。